Siemens EDAは、ICおよびPCBシステム設計コミュニティに最先端のEDAテクノロジーを提供し、Siemens Digital Industries Softwareが提供するXceleratorポートフォリオの一翼を担っています。Xceleratorは、ソフトウェア、サービス、アプリケーション開発プラットフォームを統合するもので、産業向けネットワークが発揮しうる力を解放し、デジタル・トランスフォーメーションを推進します。電気、機械、ソフトウェアといった従来は個々に独立していたエンジニアリング領域での連携作業を容易化し、今日、ほぼすべての産業界の企業が直面している3つの主要な課題、すなわち、製品、デバイス、サービスの最も包括的なデジタル表現を、地理的に分散したチームやサプライチェーンで作成して共有すること、「設計-実現-最適化」フロー全体を通して柔軟性と適応性を受け入れること、オープンなエコシステムやパートナーネットワークにアクセスすることを実現します。
Catapultは、業界標準のANSI C/C++とSystemCを使った高位記述と高位検証により、最適なアーキテクチャとベストQoRのRTL実装を限られたリソースと時間で可能にします。
Catapult Figures
PowerProは、RTLでの自動パワー最適化、マニュアルでのパワー最適化の支援、パワー解析の機能を提供します。
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完全なデジタルツインで自動運転制御検証を実現するPAVE360は、デジタル空間に実現された町並みと車両モデルを使い、設定した走行シナリオであらゆる忠実度の自動走行ロジックを検証可能とした業界初のOut-of-Boxソリューションです。制御ロジック記述にはモデルベースによる記述から、量産制御ユニットに搭載されるSoCの設計データとその上で実行するソフトウェアを閉じ込めてまでの検証が可能です。さらに制御記述に忠実度の異なるモデルを混在しても、それらの間で時間同期を実行することで、忠実度に見合う検証を常に実行します。MDBベースでの仕様検討から量産直前のソフトウェアの検証まで、同じ走行シナリオでの検証が可能なため、設計を進めるときにも、サプライチェーンの間で同じ走行シミュレーションによる検証とフィードバックの共有を容易にします。さらに、SoC設計データレベルで仮想故障を挿入したテストや、走行シナリオに基づく詳細な消費電力検証も実行可能です。もちろん、5Gの仮想携帯網にも対応、OTAシナリオ検証までもカバーします。ジャンプスタートを希望される場合にも、リモートアクセス設備をご用意しています。PAVE360は、モビリティの未来を切り拓きます。
inFactはテストベンチの作成、実行を効率化するRTLテスト環境です。AccelleraのPortable Stimulus Standard もサポートしており、標準規格にも対応しています。展示ではマイクロソフト社でのinFact導入によるリグレッションテスト(機能検証)効率化の事例をVideoでご紹介いたします。事例はマイクロソフト社Shelly Henry氏へのインタビューを中心に構成されています。ご興味ある方はぜひ、展示ブースへお立ち寄りください。