新型コロナウイルス感染症の拡⼤とそれに伴う会社⽅針により、健康と安全⾯を第⼀に考慮致しました結果、
アーム株式会社の現地展示を中止としますことをご案内申し上げます。
お客様にはご迷惑をおかけ致しますが、何卒ご理解いただきますようお願い申し上げます。
バーチャル展示は開催いたしますので、是非ご覧いただけますと幸いです。
Armのテクノロジーは、コンピューティングとデータによる革命の中心として、人々の暮らしや企業経営のあり方に変革を及ぼしています。そのエネルギー効率に優れたプロセッサ設計とソフトウェアプラットフォームは、1,800億個以上のチップを通じて高度なコンピューティングを実現してきました。Armのテクノロジーは各種センサーからスマートフォン、スーパーコンピュータまで、あらゆる製品をセキュアにサポートしており、世界人口の70%以上に使用されています。Armは現在1,000社以上のパートナーとともに、チップからクラウドまで、AI駆動のコネクテッド社会の中核となるコンピューティングのあらゆる分野において、設計、セキュリティ、管理を支えるテクノロジーの最先端を担っています。
■イメージセンサプロセッシング+物体検知
機能安全が必要な車載、及び、産業機器向けのイメージセンサプロセッシングのIP であるMali-C71-AEを使用したイメージセンサプロセッシング+物体検知に関するデモをご紹介します。
ISO26262 ASIL B diagnostic、IEC 61508 SIL 2 diagnostic、および、SIL 3 for the avoidance of systematic failureに準拠しており、カメラの解像度は、最大4096 x 3072まで対応可能で、4つのカメラをリアルタイムでサポートできる他、一旦、16チャンネルのカメラ出力をし、フレームバッファに保持した後、イメージプロセッサ処理を可能にしています。
Mali-C71-AEは、マルチエクスポージャ、RAWプロセッシング、デモザイク、HDR、色補正、出力フォーマットコンバーターから構成されます。テストチップ(Cortex-A72とA53を搭載)とFPGAの組み合わせによる評価ボード環境を提供しており、ICが出来上がる前にMali-C71-AEの画質評価が可能です。評価ボードには、最大2基のイメージセンサを接続することができ、GUIによりMali-C71-AEの各種パラメータの設定が可能です。GUIの設定は、SSHを介して行うことができます。また、HDMI出力から、イメージセンサプロセッシング後の画像の確認や、USBストレージへの画像の保存も可能です。
このデモでは、一例として、HDRの機能の有無でCortex-A72 NEONに実装したYoloによる物体認識がどの様に影響を受けるかをお見せします。
■Arm Flexible Access
Arm Flexible Accessは、事前のライセンス費用なしでArmのIPポートフォリオの75%以上をサポートやトレーニングとともに利用可能とする新たな提供モデルです。Arm CortexのA、R、MファミリーのArmプロセッサの大半が含まれているほか、Arm TrustZoneおよびCryptoCellのセキュリティIP、一部のMali GPU、システムIPと、SoC設計や初期のソフトウェア開発用の各種ツールおよびモデルも提供されます。さらに、Armのグローバルなサポートとトレーニングサービスも利用可能です。ポートフォリオのどれを実験や設計に利用しても、ライセンス料金は製造時点まで発生せず、なおかつ最終的な SoC 設計に 含まれる IP に対してのみ請求されます。これにより、半導体設計における試作や評価、イノベーションの追求をより自由に専念することが可能になります。