Surf To The Future

DSF実行委員 酒井 皓太(さかい こうた)

今年から実行委員を拝命しました、酒井と申します。今回のDSF2017では「フォーマル検証ディスカッション」企画を担当しています。DSFに参画したのは昨年からで、それまでは一般来場者としてすら参加経験がなかった新参者です。ご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願いします。

そんな新参者の私ですが、実行委員としてもかなり若手の部類で、今年で社会人7年目になったところです。義務教育で言えば中学一年生、そろそろグレ出すかもしれません。

そうやって考えると、ランドセルを背負い始めたばかりの子供が中学校に進学するほどの時間を、私は社会人として過ごしてきたのですね。「若手」などという単語をつい使ってしまいましたが、いつまでも若造気分ではいられません。7年間のキャリアの重みを出していかないと…

思えばこの7年間で、世の中はものすごい勢いで進歩しているような気がします。遺伝子検査は手軽に誰でも受けられるようになり、人工知能は囲碁の世界チャンプを倒し、インターネット上にしか存在しない通貨が現実の価値を持ち始めました。完全自動運転の実現に向けた技術も日々発展しており、ドローンは産業利用が進み、遂には「空飛ぶクルマ」さえ、現実味を帯びてきました。昔の人々が思い描いた未来と、思いもしなかった未来が今、怒涛のごとく押し寄せてきています。

このような世界をひっくり返してしまう技術やビジネスが次々と出る時代に、私は未来のビジョンなど思い描くこともなく、ほとんど目の前の仕事しか見ず、のうのうと過ごしてきました。日々のニュースとして知ってはいても、その流れをどこか別の世界で起きていることのように感じ、現実のものとして捉えきれていなかったように思います。こうして文字に起こしてみると、改めてそれに気づかされ、反省させられます。

2020年の東京オリンピックまでに、私たちの社会や生活様式は、さらに大きく変わっていくでしょう。その先の10年間の変化のスピードは正直予測が付きませんが、少なくとも今より遅くなるということは無さそうです。私はどうせなら、加速する変化の波に流されるだけではなく、その波に乗ってみたい。技術の発展に一枚でも二枚でも噛んでみたいです。このまま流されるのも楽かもしれませんが、自分の足で立って、変化し続ける世界の景色を波の上から眺めるのも、面白そうではありませんか!

…どうでしょう。ちょっと真面目に書いてみましたが、キャリアの重みは出たでしょうか。まあ、まだまだですかね。無駄に壮大で比喩的な表現に関してはご容赦ください(中学生ですので)。でも、大仰なことを言いたいわけではなくて、せっかく今の時代にエンジニアをやっているなら面白いことがやりたいなと、ただそれだけです。

「設計者主体」のイベントを標榜するDSFは、技術交流の場であると共に、エンジニアの「想い」を共有する場でもあると思っています。まずは、恥ずかしながら、この場を借りて私の想いをぶつけてみました。次は是非DSFの会場で、皆さんの想いを聞かせてください。交流会ではアルコールとかいう名前の、この手の話を語り合うのに最適な燃料も振る舞われるみたいですよ。

それでは、会場でお会いできることを楽しみにしています!

 

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