DSFは一粒で何度も美味しい!
DSF参加者に聞いてみました企画第一弾
DSF2016講演者 株式会社ニコン 大渕 麻莉(おおぶち まり)さん
皆さんこんにちは。DSF企画担当のEDAエクスプレスの菰田(こもだ)です。現役エンジニアを中心とした実行委員会が運営する、ちょっと変わった技術セミナーDesign Solution Forum(以下DSF)は今年4回目の開催を迎えます。毎年様々なテーマ、企画で多数の来場者を集めているDSFですが、実際に参加された方々は本当のところ、どんな印象を持っているのでしょうか?という事で、過去DSFに参加された方々に話を聞いてみましょう企画をスタート致します。
第一回目は昨年のDSF2016で講演して頂いた、株式会社ニコンの大渕 麻莉さんに登場頂きます。
大渕さんは現在ニコンで画像処理アルゴリズムの開発に従事する現役エンジニア。
法政大学情報科学部の第一期生としてコンピュータサイエンスを学んだのち大学院へ進み、卒業後は日立製作所へ就職し画像処理の世界へ。ユーザーの顔が見えるBtoCの仕事に惹かれニコンに転職し、現在は写真というよりカメラそのものが好きな「リアルカメラ女子」として、デジタルカメラ開発に携わっている。
菰田:大渕さん、昨年はご講演ありがとうございました。あらためてお聞きしますが、DSFでの講演いかがでしたか?
大渕氏:講演自体初めての経験だったのですが、とても楽しめました。
菰田:それはとても嬉しい回答ですね。どんなところが楽しかったですか?
大渕氏:聴講されている方々の反応がとても良く、ちゃんと「ここ笑って」と思うところで笑ってくれたり(笑)同業他社の方をはじめ多くの質問を頂いたりと、楽しくて予定に無い事まで話しちゃいました。
菰田:なるほど。私も大渕さんの写真を撮りに講演会場にお邪魔しましたが、確かに会場盛り上がっていましたね。ちなみにどのような講演内容だったのですか?
大渕氏:私はハードウェアとして製品に実装される画像処理アルゴリズムを開発しているのですが、アルゴリズム開発側(ソフト側)とそれを実装する側(ハード側)との間の困り事あるある話を紹介し、その解決案についてお話しました。
菰田:それはハードもソフトも入り交じるDSFにうってつけのテーマでしたね。盛り上がるはずです。会社の同僚の方の反応はいかがでした?
大渕氏:同僚は私の講演を知らなかったみたいでしたが(笑)、聴講していた同じ会社のハード側の方からは良かったと褒めてもらいました。あと、講演後に色々な方から声を掛けて頂き、「これが交流なんだ」と実感したのを覚えています。
菰田:素晴らしいですね。大渕さんのキャラによるところが大きいのかもしれませんが、「エンジニアの交流」を謳うDSFとしては非常に嬉しいです。
大渕氏:思っていたよりも若いエンジニアの方が多かった気がしましたね。皆さんパーティーなどで気軽に話しかけてくれました。一緒に何か仕事したいですねと言って下さる方もいましたよ。
菰田:大渕さんは日常的に他社のエンジニアの方などと交流があったりするのですか?
大渕氏:交流してるという訳ではありませんが、休みの日は家にこもってちゃいけないと積極的にセミナーやワークショップなんかに足を運んでいます。
菰田:ほう、なかなかポジティブですね。その動機はどんなところにあるのですか?
大渕氏:長らく同じような仕事をしていたせいか、自分のスキルの専門性は上がりましたが、成長曲線が頭打ちになっている実感がありました。また自分にとってワクワクするような刺激も足りなかったので、現状を打破するために異業種・異分野の方との交流や興味ある分野の勉強に力を入れる事にしたのです。
菰田:刺激を求めて、現状打破ですか。カッコいいですね。それはエンジニアに限らずとても大事だと思います。私自身DSFには刺激を求めているところがありますし、DSF自体が現状打破を打ち出しているところがあるので、大渕さんの考えには非常に共感します。
大渕氏:DSFは講演の内容がバラエティーに富んでいて、とても勉強になる場だと思いました。自分でテーマを選んでイベントを探すよりもDSFに行けば広く様々な知識を得られてしかも無料!よそだとお金かかりますから(笑)仕事にも役立ち勉強できるきっかけの場としてDSFにはとても期待しています。
菰田:それは最高の褒め言葉ですね。ありがとうございます!それでは最後にこのインタビュー記事の読者に一言お願いします。
大渕氏:DSFはまさに一粒で何度も美味しい、そんなイベントだと思いますので、若いエンジニアの方々には勉強の場、刺激を受ける場として是非オススメします!
大渕さん、お忙しいところインタビューにお付き合い頂きありがとうございました。
DSF2017にも是非遊びに来て下さい!