コニカミノルタは1873年の創業以来培ってきた多彩な技術を活用して、情報機器や産業用光学システム、医療用画像診断システムなど、さまざまな分野の事業を全世界150か国・200万社以上の顧客に展開しています。
近年では社内外のDX推進エンジンとなるFORXAI(フォーサイ)技術の展開に注力しております。FORXAIはこれまで培ってきたコア技術を生かした現場(エッジ)から高品質な画像データを収集するデバイス実装技術、様々なセンサーデータを統合し高度な認識・判断を行うAIプラットフォーム、これらの差別化技術を組み合わせた総称であり、お客様・パートナーと共に、社会のDXを加速させる画像IoTのプラットフォームでもあります。既に医療・介護、マーケティング、サーベイランス、プラント/インフラ、ファクトリー、農業など様々な事業領域に適用されています。
コニカミノルタの画像IoTのAI技術は「人行動」「先端医療」「検査」の3つのカテゴリーに絞って必要なAI技術開発が行われています。この3つのカテゴリーはエッジ戦略をとるコニカミノルタと整合が高く、応用範囲が広いことが特徴です。特に人行動については、社外との共同開発案件にも多数実績があり、高速・高精度な検出技術を有しております。
コニカミノルタでは、FORXAI AI Algorithmをはじめとするディープラーニング(深層学習)の学習済みモデルをFPGA上に手軽に実装するための高位合成コンパイラ「NNgen(エヌエヌジェン)」を東京大学の高前田 伸也准教授と共同で開発し、オープンソースで一般公開しています。また、デバイス実装への知見を教育プログラムとして社外にも展開しております。
コニカミノルタはエッジIoT戦略を掲げ、様々な領域で事業を展開しています。そこでコニカミノルタではエッジIoTの共通基盤となるFORXAI CPSを開発しました。FORXAI AI Acceleratorなどのエッジサイドのデバイスとクラウド環境との連携アーキテクチャとパートナーへご提供できる環境をAPI/SDKとして用意しております。お客様が求める課題解決に最適化可能なAI機能や各社デバイスや顧客情報管理システムとの接続機能を有しており、IoT/AIソリューションを迅速に構築することが可能です。