デバッグの日々からの解放


DSF実行委員 加藤 雅和 (かとまさ)

 こんにちは。2016年からソフト企画を強化して行こう!ということで機会があって務めさせて頂いている加藤です。メインの職場は名古屋にあり、平日昼間にちょっとだけ仕事をして、夜は食と酒を求めてネオン街(俗)に登り、週末は貯まった煩悩を洗い流すために山(聖)に登り、毎日楽しい単身赴任生活を満喫しております。ご存じの方もいると思いますが、東海地区は「10車線もあるとても広~い一般道」や「ビュンビュン飛ばせる高速道路」が整っていますから、“俗”から“聖”への移動はちょっと車で走れるだけ…名古屋はパラダイスです。これらのインフラは大手自動車会社のお膝元のおかげ、私も同業界の部品サプライヤー向けにソフトウェア開発でお世話になっており、今はこの素晴らしい環境をご用意頂いた皆々様にただただ感謝の言葉しかない日々であります。

 さて本題に…今回はDSF至上初!実行委員の自己紹介企画ということでA4 2ページという長文原稿を依頼され、前半はヨタ話で文字数を稼がして頂きました。本業のソフトウェア開発は真面目に30年近くやってきました。はじめは8ビットマイコンにマシン語で打ち込むところから始めております。あの頃はせいぜいキロバイト単位のROM/RAMですからね、開発環境は整っていませんでしたが取り扱いやすいサイズ感で楽しかったです。そこから始まったソフト屋の路は、アビオニクス、通信、FA、モバイル、オートモーティブと様々な業界で勉強させて頂きました。その中でもモバイル業界が一番長く16年くらい携わっていました。ちょうどその頃は「ITバブル」と呼ばれていた時代、今でいう「ブラック企業」が氾濫していたとき、世界初の製品だ!サービスだ!と我先に世に送り出すため、プログラマは昼夜問わず爆速コーディングで打ち込み続け、世の中のコード量は一気に膨れ上がった時期でした。その中でも多くの時間を費やしたのが、仕様でも設計でもコーディングでもテストでもありません。それは『デバッグ』です。私は思います、ソフトウェア開発する中で一番のロスコストである『デバッグ』の時間を世の中から“ゼロ”に出来れば…IT業界から完全に「ブラック企業」はなくすことが出来るのではと…

 ちょっと興奮して前置きが長くなりましたが、DSFのソフト企画では、ベテランのみなさまが培って来た経験やスキル、克服してきた課題などを、これからを担う志ある多くのエンジニアと情報共有・交換をして行ければと考えています。2016年は「ソースコード管理」と「組込Linux」についてみんなで語り合い、多くの共感や反響を頂きました。2017年はやっぱり「デバッグ」に関することでみんなと語り合えればと企画を練っている最中です。まだ企画段階ですので『こんな事を扱って欲しいなぁ』と思うところがあれば気楽にコメントを残して頂ければ幸いです。また「デバッグ」に限らずソフト企画で扱って欲しいリクエストがありましたら、どんどんコメント頂ければと思います。来年、再来年へのネタとして企画を練らせて頂きます。

以上、DSF開催当日10月13日に会場で皆様に会えることを楽しみにしております。真面目な話しだけではなく、ヨタ話も含めて語り合いましょう!

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