Track D 投稿日時: 2017年8月10日 投稿者: dsforum Track D4F “ヒルトップ” 10:40 ▼ 11:20 D-1 「Unityを使ったクラウドビジネス展開」 ユニティ・テクノロジーズ・ジャパン(同) エバンジェリスト 伊藤 周 氏 ゲーム開発統合環境として知られるUnityはゲーム以外の産業でも利用が盛んです。ただその際、Unityに慣れていないエンドユーザーがUnityエディタを触わる機会が多く、なかなか本格的に導入できていないのが現状です。そこで今回お話ししていただく「クラウド環境におけるUnity」を利用することで、様々なソリューションを提供できるようになり、Unityを詳しく触ることなく一部機能をエンドユーザーに利用させることが可能です。本セッションではUnityとは何かという全体の話の後、クラウドの話をお話ししていきます。 11:30 ▼ 11:50 D-2 「LSI開発における機能安全の取り組み」 ベリフィケーションテクノロジー(株) 事業戦略室 取締役CSO 浜谷 敏行 氏 機能安全規格のベース規格”IEC61508”が2010年に改訂され、ASIC、FPGAに対して規定が明確化されました。最近では、家電製品に対しても機能安全を取得する流れがあります。車載関係においては、自動運転等の自動車の高度化により機能安全規格”ISO26262”に非対応だった製品の対応化、また新規参入する企業も増え、機能安全に対応したLSI開発のニーズが増加しています。LSIに対しての機能安全取得要求が増加する背景を踏まえて、VtechのLSIの機能安全関連サービス及び今後の取り組みを紹介します。 12:00 ▼ 12:40 Lunch Time 12:50 ▼ 13:30 D-4 「画像鮮鋭化技術の適応事例と展望」 キャスレーコンサルティング(株) 企画部研究開発 西形 淳 氏 キャスレーコンサルティングは、従来技術よりも空間分解能・処理速度など複数の要素で優っている汎用的な画像鮮鋭化技術を、特殊なヒルベルト変換に基づき発明・開発しました。本講演では主に弊社技術の優位性を幾つかの適応事例を取り上げながら説明していきます。また、技術的な課題点を取り上げながら用途や実装に関する将来的な展望についても説明したいと考えています 13:40 ▼ 14:00 D-5 「reVISIONスタックで実現するコンピュータービジョン」 ザイリンクス(株) グローバルセールス エンジニアリング本部 DSPスペシャリスト ルーウィ ヴァレニャ 氏 ビジョンシステムを活用したシステムはロボットからセキュリティー、ドローンまで広がっています。カメラで撮った画像の物体を認識した上で自律システムとして動作するシステムには従来にない物体の検出・分類と認識をリアルタイムに実行することが求められます。本セッションでは、ザイリンクスのreVISIONスタックを用いてどのように短期間で高精度なシステムを設計できるのかをご説明します。 14:10 ▼ 14:50 D-6 「エンジニアの設計要件としてのUX(ユーザエクスペリエンス)」 学校法人放送大学 黒須 正明 氏 UX(ユーザエクスペリエンス)という用語は、現在、小売商品やサービスなどの領域で、デザイナやマーケッタによって頻繁に使われています。そこでは、ユーザの嬉しさやありがたさを意味しており、魅力作りの目標ともされています。しかし、FAやOAの領域では、まだあまり使われていない概念かと思います。今回の講演では、UXという概念を整理して定義し、FAやOAの領域とどのように関係するのか、どのようにして品質向上や魅力向上につなげてゆくのかをお話したいと思います。 15:00 ▼ 15:20 D-7 「HFTおよびHPCに応用される新世代のFPGAボード」 アルデック・ジャパン(株) テクニカル・ダイレクター 宮島 健 氏 High Frequency Trade (HFT)やHigh Performance Computing (HPC)においてFPGAの利用が広がりを見せています。その様な状況の中、アルデックが提供する新世代 FPGAボードにおいても、これらのアプリケーションでの応用を考慮した設計が行われています。本公演では、FPGAボードに求められる様々な機能と、HFTとHPC向けの違いについて解説します。 15:30 ▼ 16:10 D-8 「2017年の10nmチップなど最新動向」 (株)テカナリエ 代表取締役 清水 洋治 氏 2017年はモバイル製品を中心に10nm製品の本格的実用化が進んでいる。実際のチップ開封に伴う製品仕様のトレンド変化などについて、チップ解析に基づき動向の報告を行う。またモバイル以外の分野では、Intelのi9やAMDのZEN、NVIDIAのPascal世代GPUなど新たな最先端技術を用いたスケーラブルコンピューティングチップも実チップ解析による最新トレンドを紹介する。 16:20 ▼ 16:40 D-9 「ヘテロジニアスなマルチコア向けに、並列化されたソフトウェアを自動生成可能な、並列ソフトウェア統合開発環境”SLX”の紹介」 Silexica (株)ネクストリーム 川原 常盛 氏 Silexicaはマルチコア上で動作する並列SWを開発するための、SW設計自動化ツール”SLX”を提供しています。SLXはSWを動的&静的に解析することで、並列化できる個所を検出し、並列化した場合のパフォーマンス予測を自動で行います。またマルチコア・プラットフォームへの自動マッピング、および各ターゲットコア向けのソースコードを自動生成可能です。当日は新規リリースされたAutomotive Editionも紹介予定です。 16:50 ▼ 17:30 D-10 「Silexicaと高位合成を融合した新しいデザインフローの提案」 (株)リコー 生産本部 生産技術開発センター ES設計室 設計1G 登坂 亮 氏 工場や走行体の自動化において、コンピュータ・ビジョンは欠かせないものになっています。この分野において、広くOpenCVが使われていますが、組み込みシステムで使用する場合、CPUパワーやリソース等の不足により、そのままでは実装が難しいという課題があります。本講演では、OpenCVをSilexicaで解析し、ハードウェア化まで実施した事例を発表します。また、Silexicaと高位合成を融合した新しいデザインフローを提案します。